3×8=24 【くだらないことを真剣に考える】

くだらないことを真剣に考えて、どーでもいいエッセイを、意味も無く書き続ける。

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一週間くらい前の前のことですが、
ミクシィの日記にこんなことを書いたんですよ。

―――――――――――――――――――――
やっぱりパレスチナ関係のニュースは気になるので
BBCやらCNNやらを見比べて感心していたら
いつの間にか夜中の2時をまわってました。

まぁ、ひとこと感想を述べるなら

今回の選挙の結果は
「ハマスの勝利」ではなくて「ファタハの敗北」

ハマスに投票した人たちが
必ずしもハマスを心から支持してるわけではないってことね。
ファタハ反対の意を表するために
敵対勢力であるハマスに票を入れた、と
そういう現象が多数起こったために
結果としてハマスが勝利した、と。
(今の時点ではまだ正式な結果は出てないけど)

でもまぁ、ハマスの勝利によって
アメリカなんかはビミョーな立場に立たされるわけで
今後各国の外交政策がどうなっていくのかは見ものだなと。

―――――――――――――――――――――

と、わたし一人で納得しちゃってるわけなんですが
なんでテロ組織と呼ばれるハマスが大勝利を収めたのか
わたしなりの(たぶん、ごく一般的な)解釈を書きますので
興味のある方は読んでみてください。


また、なにぶん難しい問題ですので
以下の記事に対するご意見、ご感想、間違い訂正などもあるかとは思いますが
どうかお手柔らかにお願いします。



パレスチナ問題を知るには、
まず聖書の話から始めなくてはならないかと思います。
(だからと言って必ずしも宗教だけが問題なわけではないのだけれども)


「約束の地」って言葉をご存知ですか?
旧約聖書の一節で、神がアブラハムとその子孫に与えると約束した土地のことです。
旧約聖書はユダヤ教の聖典、アブラハムはユダヤ人の祖ですから
現代のイスラエル人をはじめとするユダヤ人達が
「約束の地」の言い伝えを信じていても不思議はないかと思います。

ただ、古代史学的に言えば、旧約聖書は誰かの創作物、
つまり作り話だとも言われていますので
それを鵜呑みにして「ここは神がわたし達にくれた土地だ!」ってのも
どんなもんだかなぁーと思っちゃうのですが。

ま、実際に神様が現れて土地をくれる約束をしたかどうかは別として。

ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺を生き延びた方々は
次々と「約束の地」に集まり、1948年遂にイスラエル共和国が建国されました。

お分かりかとは思いますが、その「約束の地」は地中海沿岸、
現在のイスラエル、パレスチナに当たる地域なんです。

イスラエル建国前、1948年以前には
パレスチナ人たちがその土地に村落を作り、
あるいは遊牧民として平和に暮らしておりました。


いくら、神様が約束してくれたとはいえ
他の奴らが住んでるんじゃぁ自分達の国は作れねぇ。
んじゃー、他の奴らは追い出しちゃえ! ってんで
パレスチナ人を追放する動きが強まったわけなんですね。

でもまぁ、そんな話をおおっぴらにするわけにはいかないので
「この地に先住民はいなかった、我々は何も無い砂漠に新しく国を建てたのだ」と
表向きはそう言ってたらしいんですけど、こうまで大きな紛争に発展すると
もうそんなごまかしは通用しなくなっちゃいますよね。

そんなわけですから、もうおおっぴらにやってます、イスラエル軍。
一般市民に対して正当な理由もなく立ち退き命令を下し
パレスチナ住民が出て行った後の家や村はイスラエル人たちの為の新しい居住地となる。

邪魔になったパレスチナ難民を端っこの荒地に追いやり、
彼らを隔離するための壁まで立てちゃいました。 (通称アパルトヘイトの壁)

家を奪われ隔離されたパレスチナ人たちは
イスラエル軍による厳重な監視下に置かれたりと、自由も奪われました。
イスラエル人居住地とパレスチナ人居住地には厳しい関門もあり
パレスチナ人がそこを通過するのはかなり難しいのだとか。

勝手に関門を突破しようものなら射殺。
反抗するならこれまた射殺。
門限なんかもあって、それを破るとこれまた射殺。
特に何の理由が無くても射殺されることもあり、と
どこかのナチスさんと似たようなこともやってたりするわけです。

ただ、イスラエルには強力な味方がたくさんいて
親イスラエルの圧力団体なんてものまであって
そのせいか、ニュースやなんかでもイスラエルにとって都合の悪いことは
世間一般には公表されないように細工がされてたりするらしいです。

ですから、
パレスチナ人の自爆テロによってイスラエル人が数十名死傷した、
というニュースは大きく報道されても
イスラエル軍によってパレスチナの一般市民が数千人虐殺された、
という話はめったにニュースにならない。

自爆テロはいかなる理由においても許されることではないですよ。

でもね、その自爆テロが
家を奪われて、自由を奪われて、親兄弟を殺されて、
こうなったら自分の命を捨ててでも復讐してやる! 
っていう気持ちから起きてるであろうことは
意外にも知られてないかもしれない。
だって、ニュースにならないんだからね。

軍による一般市民虐殺だって十分許されざる行為でしょ?
軍ですよ? 軍! 正義も何もあったもんじゃないわね。
でも、ニュースにならない。
ニュースにならないことは、遠く離れたわたし達には知り得ない。
だからわたし達はパレスチナを一方的に悪者呼ばわりする。

パレスチナの青少年達が石を投げるシーンは
良くニュースでも放送されてたりします。

例えばこんな。
Faris_Odeh.jpg


でも、良く考えてみてよ。
この子、向かってくる戦車に石ころで対抗しようとしてるんだよ?

パレスチナの一般市民はイスラエル軍に対抗する術を持ってないんです。
だって相手は軍隊だからね。こっちは一般人だし。
でも、親兄弟を殺した奴らが憎い。
家を奪った奴らが憎い。自由と平和を奪った奴らが憎い。
なんとか復讐したい、そういう思いで精一杯石を投げるんです。 (たぶん)

戦車に石ぶつけたってなんとも無いのはわかってるのに
それでも石を投げてないとやりきれないんでしょうね、きっと。
でも、石ころしか持っていない少年を相手に
戦車で攻撃を仕掛けてくるイスラエル軍隊も相当イカレてるけどね。
ちなみに、この写真の子、ファリスという名前なんですけど
この写真の日の数日後にやっぱり戦車に攻撃されて死んだらしいです。


ハマスは確かに『テロ組織』といわれても仕方ないかもしれません。
テロはいかなる理由においても許されることではないですから。

ただ、そのテロ行為が必ずしも宗教を理由に起こされているわけではない、と
「神の為」ではなくて「復讐の為」にテロを起こすのではないか、と
わたしはそう思ってるわけなんですよ。

実際、ハマスは「イスラエルが占領を続ける限り、我々は武力闘争をやめない」と
そう言ってたような気がします、確か。
でもイスラエル側は「パレスチナが武器を捨てない限り、和解はしない」と
そう言ってます。これじゃぁイタチごっこでしょ?

しかしイスラエル側には強力な助っ人アメリカがついています。
アメリカはイスラエル(あるいはユダヤ人)の富によって多大な恩恵を受けてますから
つっか、同盟国だしね、どうしてもイスラエルに味方したいんですよ。
そいでもって和平交渉とかもイスラエルに有利になるように進めたいんです。

でも、家や自由や家族を奪われたパレスチナ人にしてみたら
イスラエルに有利にことが進むなんて、たまったもんじゃないですよ。
家にも帰れない、財産も返してもらえない、いつ殺されるかもわからない。
そんな状況に常に置かれてるわけですからね。

パレスチナ側にも一応政府らしきものはあったんですが
なかなか和平交渉は進まず、あるいはアメリカやイスラエルの言いなりなわけです。
パレスチナ人はみんな、そんな政府に嫌気がさしたんですね。
その政府の主要メンバーがファタハだったわけなんですが。

今回の選挙が「ハマスの勝利」ではなく「ファタハの敗北」だと言ったのは
ハマスに票を投じた人々の思惑が
「ハマスに任せておけば間違いない!」というポジティブなものではなく
「ファタハに任せていたら私達は幸せになどなれない」という
ネガティブなものだったであろうということが容易に想像されるからです。
っていうか、ニュースでそんなようなこと言ってたんだけどね。



ついでに、アメリカがビミョーな立場に立たされるってのは
ブッシュ大統領は以前から「民主主義を世界中に広めよう」と主張し
同時に常日頃から「テロ撲滅」を謳ってるわけなんですが
今回、民主主義に則った正当な選挙がパレスチナで行われ
その結果としてブッシュ大統領の言う「テロ組織」が大勝利を収めたわけです。

そこでブッシュ大統領が「テロ組織の当選など認めない!」といえば
それは民主主義を否定することになるし
逆に民主主義によって選ばれたハマスを応援することになれば
それはテロを支援することにもなりかねない、と。
ブッシュ発言に少なからず矛盾が生まれてくるわけなんですね。
それで難しい立場に立たされることになるんじゃないかなーと。

結局のところ、ブッシュ大統領は
「民主主義に則った平和な選挙を成功させたパレスチナにお祝い申し上げる。
 しかし、武力闘争をやめない限りハマスを応援するつもりは無い」と
そう言ってますがね。結局イタチごっこは終わりそうもない、と。



あー、いっぱい書いたら疲れちゃった。
まぁこのあたりは非常に複雑で難しい問題なんで
わたしなんかがこんなこと書いちゃったら非難もありそうですが
これはわたしの個人的な見解発表するための記事であり、
特定の人々を非難する目的で書かれたものではないということだけは
どうかご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
と、往生際も悪く言い訳をしてみる作戦。
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